イスタンブール観光三日目その⑤ 史上最大級のアクシデント発生!中編
2014年11月28日 イスタンブール観光三日目その⑤
史上最大級のアクシデント発生!中編
夜のイスタンブールを観光中悪い人に騙せれボッタクリバーに連れてこられた続きです。
タクシーから降ろされた私は、ここがボッタクリバーであることを確信
店に入るように促す男を前に、どうやって逃げようか考えます。
そうこうしている内に乗ってきたタクシーはブーーーンと行ってしまいました。
あ、ちょっと待って・・・
ここに入ったら終了と感じた私は、一瞬のスキを見てタクシーが走り去った方向に全力でダッシュして逃げました。
無我夢中で走りました。
しかし、後ろを見ると先程の男が何やら声をあげながら鬼の形相で追っかけて来ます。
すると100mほど走った広場的なところに先程のタクシーが止まっていました。
助けを求めたくタクシーに慌てて乗り込みます。
しかし、それと同時に追いついた男が反対側のドアから乗ってきました。
私・・・あぁ😫
男・・・なぜ逃げる?😠
店に戻るぞ!
私・・・いや、お腹が痛くなったからやっぱり止めるよ、タクシー代は払うから
男・・・タクシー代?いらねえよ、それより店に行くぞ!
私・・・行かない!
男・・・いいから行くぞ!
私・・・いやだ絶対に行かない!
タクシーの運転手が不審に感じてこちらに話しかけてくるのですが、その男がトルコ語で何か言って遮ってしまったので、その後タクシーの運転手はノータッチに
こんな感じのやり取りを車内で数分したところで諦めたのか、男はタクシーに行き先を告げ、タクシーは走り出しました。
男と運転手とのやり取りはトルコ語なので何を言っているのかさっぱり分からないし、どこに行くのかも分かりません
無言になった車内で、不安な気持ちはどんどん膨らみます。
方向的にはどうやら戻っているなあ、恐らくホテルは近いなあと思っていると、男が運転手に声を掛け、タクシーは止まりました。
私がトルコリラを持っていないのを知っている男はタクシー代を払います。
降りるように言われ、キョロキョロしていた私に男は声を掛けてきました。
男が私に声を掛けある方向に指を指します。
その指差す方向に目をやると、そこにあるのはA・T・M・・・😱
ATMがそこにはあったのです😭
何も言われなくてもその意味は分かりました。
そしてこの辺りは人気が全く無く、助けを呼ぼうにも誰もいません
男・・・そこのATMで金を引き出せ!
私・・・お金いらないって言ったろ!
男・・・うるさい!いいから払え😠
私・・・キャッシング出来ないカードだから払えない!
男・・・いいからやってみろ、トライ、トライ、トラーーーーイ!
と顔を近づけ、3回大声で私を脅す様な感じで言ってきました。
私・・・もう怖くなって言われるがままに動きます。
男・・・往復のタクシー代と、行くはずだったお店の飲食代を払うように言っています
私・・・乗る時にタクシー代いらないって言ったよね、それにどうして行っていない店
の飲食代を私が払わないといけないの?
男・・・いいから払え!
トライ!
正確な金額は忘れてしまいましたが、10万円近くの明らかに法外な金額を言われたのだけは覚えています。
しかし、身の安全には替えられません
男に言われるがまま、泣く泣くATMの前に来ました。
長くなったので次回「史上最大級のアクシデント」の完結編、後編に続きます。